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断熱施工の歩み

 
 近年、木造住宅業界では、高気密・高断熱化が遅まきながら進んで来ております。
 私が、昭和51年に断熱材メーカーに入社した頃には、設計事務所・建設会社で結露防止の話をしても、結露と言う言葉も知られていない状況でした。
 その後、マンション等で発生したカビ等が結露によるものという事が徐々に理解されはじめました。
 当時、RC造に使用されていた断熱材は、押出発泡ポリスチレンの同時打ち込み工法・ロックウール板のGL工法等が主流でした。
 しかし、前者の工法は、コンクリート躯体の状況が確認出来ない等の問題点あり、後者は断熱性能に問題があり、次第に硬質ウレタンフォームに石膏ボードを一体成型した商品を、GL工法で施工する方法に代わってきました。
 その後、継ぎ目が無くシームレス施工が可能との事で、硬質ウレタンフォームの現場発泡が採用されるに至っております。